死者:
2003年で35,118人 (フランスが14,802人で内訳トップ、次いでドイツ7,000人、スペイン4,230人)
※死者数については2005年では5万人以上に訂正とも
2003年の記録的熱波による超過死亡、西欧全体で5万人以上に
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/394/394576.html
ヨーロッパの熱波は2003年だけでなく、各年で熱波による被害が出始めた。2007年でもルーマニアのブカレストで気温が摂氏45度で29名死亡、イタリア南部でも最高気温が45度記録し6名死亡している。
ヨーロッパの夏の気温は元々、摂氏三十数度前後。それが地域によっては+10度ともなり、冷房施設の無い地域が不意打ちされた格好となり、熱射病、脱水症状により被害が拡大したと見られている。
2003年のヨーロッパの熱波
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/nagai/heatwave.html
ヨーロッパを襲った熱波
http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2003/tp030826.html
ヨーロッパでは例年にない異常な高温が続いています。 2003年の6月以降、ヨーロッパの広い地域で気温が平年より高い傾向が続いていました。8月に入ってからは、パリで最高気温が40度を超えることもありました。
パリのふだんの夏は東京などの夏に比べるとずっと涼しく (*1) 、冷房設備もあまり普及して いないので、この例年にない異常な暑さで熱中症にかかる人が続出しています。長びく高温や乾燥は農作物へ深刻な影響を与えるばかりでなく、森林火災が拡大する原因にもなり、各地でその被害が発生しています。
図は、米国NASAの地球観測衛星Aquaに搭載されているNASDAのAMSR-Eの観測データから推定された8月10日〜15日の平均的な地表面付近の気温 (*2) について、2003年と2002年の差をとったものです。数値の大きいところは、2003年のほうが高かったことをあらわしています。 フランスやドイツ、チェコや、イタリアの北部などで多くみられる黄色やオレンジ色の部分は、前年より気温が10℃以上高くなったことを表しています。
環境省/中央環境審議会/地球環境部会/気候変動に関する国際戦略専門委員会/第二回会合 (2004/05/31)
http://www.env.go.jp/council/06earth/y064-02/mat_01.pdf
2003年6月、7月の欧州大陸の気温は40℃まで上がった。
過去の観測値の確率分布より、2003年の熱波は46000年に1度しか生起しない非常に稀なものであると見積もられる。気候モデル研究では、将来に極値的気象が起きやすくなる変化(分散の増大)が欧州で予測されている。この分散変化が既におきつつあると考えると、2003年の熱波も説明がつく。
温暖化は気温上昇をもたらすだけでなく、気象の変動性(すなわち異常気象の発生)を増す可能性があることに、より注意を払っていく必要がある。
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海面上昇、沿岸域への影響
○世界
・2080年までに約40cm海面上昇すると、被害人口は7500万人から2億人(適応策による)。
・エジプト、ポーランド、ベトナムでは、社会基盤施設の損害が数百億ドルと予測○日本
・1m上昇すると、砂浜面積の90.3%が消失。渡鳥の餌場となっている干潟なども消失する
・1mの海面上昇に対して,港湾施設の対策に7.8兆円,海岸構造物の対策に3.6兆円必要,対策費用の合計は,11.5兆円○世界
・熱波による健康影響が増大 ?マラリア患者が5000万〜8000万人増加
・コレラなどの感染症の増加 ?大気汚染、アレルギーなどの複合影響の増加○日本
・熱波の影響による熱中症患者の増大、とくに高齢者(高齢化とあいまって社会問題化)
・マラリアの潜在地域が西日本まで広がる可能性がある